妊娠中の便秘はプルーンで改善できる?

妊娠する前は便秘に悩まされることなんてめったになかったのに、
妊娠してからというもの、便秘による体調不良で苦労する人もいます。

お腹の赤ちゃんに悪影響があるんじゃないか?
出産の時に便秘でたまった便も一緒に出てきてしまうんじゃないか?

などなど、あなたも便秘にまつわる余計な不安を感じていると思いますが、
便秘になる原因は腸の活動力が低下していること。

腸の働きさえ整えることができれば、
妊娠中だろうがなんだろうが便秘に悩まされることはなくなります。

便秘になる根本的な原因は善玉菌不足

腸の働きというのは、大雑把にいうと
腸の中がどれだけきれいな状態に保たれているか?
によって大きく左右されます。

腸の中がきれいであればるほど、
腸内環境が整っていると言われる状態になり、
腸の働きも活発になります。

逆に腸の中に汚れがたまればたまるほど、
腸の働きも鈍くなってしまうんです。

腸内環境を健全に保っているのが、
善玉菌と呼ばれる腸内細菌です。

腸内細菌には様々な種類があるんですが、
その中で善玉菌の占める割合が多ければ多いほど、
腸内環境が保たれて腸の働きもスムーズになります。

逆に言うと、便秘になってしまうということは、
善玉菌の割合が少なくなっていると考えられます。

善玉菌に対して悪玉菌という腸内細菌が増えているせいで、
腸内環境が乱れ、腸の働きも鈍くなってしまうんです。

便秘を改善するには悪玉菌の数を抑えて、
いかに善玉菌の数を増やすか?がポイントになります。

食品で善玉菌(乳酸菌)を増やすのは難しい

善玉菌とは要するに乳酸菌です。

善玉菌と呼ばれる菌の99%以上が
乳酸菌とビフィズス菌だからです。

※厳密にはビフィズス菌も乳酸菌の一つです。

乳酸菌と言えば、私たちにとって非常になじみ深い菌で、
普段から食べる食材にも乳酸菌が多く含まれているものがあります。

  • ヨーグルト
  • キムチ
  • 各種発酵食品


には乳酸菌が多く含まれています。

これらの食品を食べることで、
乳酸菌を補給することができるものの、残念ですが、
腸内環境を改善して便秘を解消するほどの効果は
期待できないと思ったほうが良いです。

というのも乳酸菌というのは非常にデリケートなので、
ちょっとした熱や酸によってすぐに死滅してしまうからです。

腸まで届く前に胃で大半がやられてしまい、
生きて腸に届くのはほんのわずかになってしまいます。

便秘解消目的で食品を通じて乳酸菌を補うのは、
あまりおすすめとは言えません。



便秘の長期化が赤ちゃんに与える懸念

「出産あるある」ですが、出産時に強く力むあまりに、
赤ちゃんと一緒に排便してしまうことは良くある話だそうです。

別に恥ずかしいことではないんですが、
溜まっていた便秘がドバっと出るのは避けたいですよね。汗

さらに妊娠中に便秘が長く続いてしまうのは、
赤ちゃんへの悪影響が無視できなくなってしまいます。

腸の働きが鈍くなっているということは、
身体のデトックス作用(毒素解消力)も鈍くなっています。

毒素とは体にとって不要なモノや
健康を害するような有害物質の総称です。

血液やリンパ液といった体液の中に混ざる毒素の割合も高くなれば、
当然、赤ちゃんにも少なからず毒素が行き渡ってしまいます。

赤ちゃんはもちろん、免疫力はそれほど強くはないので、
ちょっとした毒素で成長が邪魔される危険性があります。

アトピーなどの先天的にアレルギー症状が
起こりやすくなる懸念も出てくるので、
妊娠中の便秘は早期解決しておいたほうが良いです。